会社の上司や先輩から誘われることもあるゴルフ。
社会人になって間もない新入社員の中には、
「正直、休日はゆっくり休みたい。でも、断ったら印象が悪くなりそう…」
と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、新入社員がゴルフを断るべきか迷ったときの判断基準や、断り方の例文を解説します。
気まずさを避けつつ、自分の時間を守るヒントとして、参考にしてみてください。
新入社員はゴルフの誘いを断ってもいいの?

結論から言うと、ゴルフの誘いは断っても大丈夫です。
ただし、状況や会社の雰囲気によっては、注意すべき点もあります。
ゴルフの誘いは仕事の一部?
ゴルフは、昔から「社交の場」として使われてきました。
そのため、上司にとっては、仕事の延長のような感覚があるかもしれません。
ですが、今の時代は違います。
最近では、
「休日はしっかり休むべき」
「無理な付き合いを強要すべきではない」
という考え方も広がってきています。
特に若い世代を中心に、「プライベートを大切にしたい」という価値観は理解されつつあるのです。
会社によって考え方は違う
すべての会社が同じとは限りません。
たとえば、営業や経営層と関わる職場では、ゴルフが重視されることもあります。
一方、IT企業などでは、ゴルフに興味を持つ人すら少ないかもしれません。
なのでまずは、
「うちの会社はどういう文化なのか?」
と少し観察し、その上で参加するかどうかを考えるとよいでしょう。
「行きたくない」は悪いことじゃない
大切なのは、「断りたい」と思う気持ちを無理に我慢しなくていいということ。
休日は本来、自分のための時間です。
しっかり休んで体を整えることも、長く働いていくうえでとても大切なことです。
あなた自身が「行きたくない」と感じるのであれば、それは十分に正当な理由です。
断るときに気をつけること
大切なのは、「どう断るか」という点です。
言い方ひとつで、相手の受け取り方は大きく変わります。
無理に詳しい理由を説明する必要はありません。
ただし、感謝の気持ちを添えることは忘れないようにしましょう。
新入社員が角を立てずにゴルフを断る例文

ここでは、相手の気持ちを損ねずに断る方法を、パターン別に3つご紹介します。
実際に使える例文も合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
体調・スケジュールを理由にする
もっとも自然で使いやすいのが、予定や体調を理由にする断り方です。
社会人であれば、誰にでもスケジュールの都合はありますし、角も立ちません。
「お誘いありがとうございます。申し訳ありません、その日は前から入っていた予定があり、どうしても外せず今回は見送らせていただきます。次回お声がけいただける機会があれば、ぜひ参加させてください。」
「ありがとうございます。実は最近少し体調を崩しておりまして、週末は医師からも休養を勧められているため、今回は失礼させていただきます。せっかくお誘いいただいたのに申し訳ありません。」
家庭の事情
家族との予定は、詮索されにくく自然な断り理由になります。
丁寧に伝えれば、新入社員でも安心して使えます。
「お誘いありがとうございます。ちょうどその週末に実家へ帰省する予定がありまして、今回は参加を見送らせていただきます。またの機会にぜひよろしくお願いいたします。」
「お誘いいただきありがとうございます。恐縮ですが、その日は家族の用事で手伝いに行くことになっておりまして、今回は参加を見送らせていただきます。また別の機会があれば、ぜひお願いいたします。」
新入社員がゴルフを断ることに関するまとめ
ゴルフはあくまでプライベートの付き合いなので、無理に参加する必要はありません。
会社や相手によって温度差はありますが、丁寧な断り方をすれば、印象を悪くせずに断ることができます。
断るときは、以下の3つを意識してみてください。
- 理由を簡潔に伝える(体調・家庭の事情など)
- 感謝の気持ちを添える
- 可能であればフォローのひと言を入れる
社会人として大切なのは、相手への配慮を持った対応ができるかどうかです。
自分の気持ちを大切にしながら、無理のないペースで人間関係を築いていきましょう。


